【院長日記】緊張を緩めるセルフケア（アシュネル反射）

こんにちは、アルテカイロプラクティック院長の前田です。

日ごとに寒くなってきて、自律神経の乱れが出てきやすい季節ですね。

当院にも「自律神経の調子が悪くて…」とか、「病院に行ったけど特に異常が無く、お医者さんに自律神経が乱れているとだけ言われました」という方が多くお越しになっています。

一言で「自律神経が乱れている」と言ってもその乱れ方は人それぞれですし、なかなかその全てについてこうしたブログで言及するのは難しいです。

ただ一つだけ言えるのが、殆どの方が緊張が強くなる「交感神経優位」であるということです。

人間の身体は活動している時は【交感神経】が優位になり、休む時はその反対の【副交感神経】が優位になります。それぞれどちらが優位にするかを調整しているのが自律神経になりますが、自律神経が乱れることによってこの調整がうまくいかなくなります。

そして多くの場合「交感神経が優位になりっぱなし」というパターンが見られます。

今日はそうした「交感神経優位」の方に最適のセルフケアをご紹介します。

やり方は拍子抜けするほど簡単です。

1. リラックスして椅子に座るもしくは仰向けになる
2. 人差し指と中指で自分の眼球を軽く押す
3. ゆっくり呼吸する（特に吐く方を意識）
4. 30秒キープして終了（それより長くやらないこと）

たったこれだけなんです。

ちょっと専門的な説明をすると、眼球を軽く押さえることによって眼神経を介して迷走神経が働きます。（迷走神経の詳しい働きついては長くなるので、こちらのブログでは割愛します）

これを「アシュネル反射」というのですが、用語についてはさておき、この反射によって脈拍や血圧が下がったり、精神的にリラックスできるという副交感神経優位の反応が起こります。

「脈が早い」「血圧が高い」「緊張しやすい」なんていう方は、是非このセルフケアを試してみてくださいね。

～注意点～

以下の用な方はこちらのセルフケアを行わないようにしてください。

• 血圧を下げる薬を飲んでいる方
• 不整脈が有る方
• 心臓に持病の有る方

また、時間が長すぎるのも良くないので、必ず30秒で終わらすようにしてくださいね。

こうしたケアをしてもなかなか改善しない方は、是非当院にご相談くださいね。

自律神経失調症に関してまとめたページも載せておきますね。

症状ページ：自律神経失調症

今日のブログは以上です！

文責：アルテカイロプラクティック院長　前田彰

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