52歳 男性 症状:腰痛
詳しい状況:飲食業経営のため、オープン前から仕込み→閉店後も後片付け&翌日の準備と勤務時間は平均でも14時間を超える長時間労働。30代の頃より腰痛に悩まされ、ひどい時には毎月のようにぎっくり腰に。休めないためコルセットをして無理やり厨房に立つ生活を20年以上続ける。
初回~8回目
患部である腰はもちろんのこと、背中全体から臀部(お尻)両足にかけての緊張が非常に強い。
特に肩甲骨に挟まれた胸椎の1番~7番辺りは伏臥位(うつぶせ)で上から押しても全く動かないくらいの硬さ。
臀部、両足も非常に緊張が強いが、それ以上に気になったのが筋肉の弱化。立ち仕事なので筋肉は発達していると思われがちだが、過剰労働で逆に筋肉が細っていることが疑われた。これに関しては栄養不足も気になるので確認したところ、忙しすぎて昼はほぼ抜くか食べるにしても店のまかないで大量に握ってあるおにぎりで済ませることが多いとのこと。タンパク質を中心とした栄養不足が疑われたので栄養指導も行う。
関節を矯正して動きを着けて行きたいところだが、これだけ筋肉が固い場合はまずそこに対する緩和操作が重要になってくるので、初回~8回目はトリガーポイントセラピーを用いて筋肉中心の施術を行う。
9回目~12回目
仕事時に出ていた腰のピリピリした感じがだいぶ軽減してきたとのこと。
動きも少しずつスムーズになってきたので関節矯正(アジャストメント)を用いて、更なる改善を図る。
アジャストメントは主訴の有る腰だけではなく、首、背中と背骨全体に行う。
13回目以降
「ここに来てから1度もぎっくり腰になっていない」とのこと。
仕事中手放せなかったコルセットも装着する必要が無い日が徐々に増えてきて、来院から3ヶ月経つ頃には週に1度つけるか付けないかと言うところまで回復。
更に細かい動きチェックを行うと反る時の痛みが少ししつこいとのこと。
この場合浅層部というよりは深部筋(インナーマッスル)の問題が影響してくるので、腰のインナーマッスルに特化した施術も取り入れる。
現在
初来院より数年経ち、現在ではコルセットをしながら仕事を行う必要は全く無くなったとのこと。
仕事の忙しさは相変わらずなので、再び悪化しないことを目的として定期的なメンテナンス施術は継続中。
長きに渡る腰痛だったが、忙しい仕事をこなす中でも支障はだいぶ少なくなってきた。
こちらの方の場合過労のみならず栄養面に問題があったので忙しくてもタンパク質を手軽に取れるプロテインの摂取についてアドバイスし、それをしっかりと実践してくださいました。
計画的な施術はもちろん大切ですが、それを受ける患者さんの栄養状態や生活習慣が悪いと施術効果は十分に出ないことがございます。
折角お金や時間をかけてもこれでは勿体ないので、当院ではこの辺りのアドバイスもしっかりとさせていただきます。
しつこい腰痛でお悩みの方は悪化する前に是非当院までご相談くださいね。
文責:アルテカイロプラクティック院長 前田彰
この記事を書いた人
前田 彰(まえだ あきら)
学芸大学の整体院 アルテカイロプラクティック 院長 日本カイロプラクティック医学協会認定カイロプラクター
当院の基本理念である「患者様の痛みを取るだけでなく、QOL(生活の質)も向上し、やりたいことをとことん楽しめる、健康で活き活きとした人生をお送りいただくこと」を実現すべく日々の施術に邁進しています。
昭和53年6月26日生まれ 千葉県野田市出身 血液型AB型
(学芸大学に開業して16年半)
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